ドンアチャムメド（Dong-A Cham Med）は、自社の感染症予防用の殺菌消毒ティッシュ「EDワイプスHP（ED WIPES HP）」
（写真＝ドンアチャムメド 提供）
ドンアチャムメド（Dong-A Cham Med）は、自社の感染症予防用の殺菌消毒ティッシュ「EDワイプスHP（ED WIPES HP）」が結核菌および多剤耐性菌に対する殺菌効果を化学物質安全院より認定されたと、23日に発表しました。
「EDワイプスHP」は、過酸化水素（Hydrogen Peroxide, HP）を主成分とする医療機関向けの消毒ティッシュで、低刺激でありながらC.ディフィシルやC.オーリスを含むさまざまな病原菌に対して高い効果を発揮します。また、使用後は水と酸素に自然分解される環境に優しい成分としても知られています。
この製品は2024年1月に発売され、1分以内に各種細菌・ウイルスを99.99%以上除去することが可能です。
今回、有効性が認められた対象菌は以下のとおりです：
- 結核菌（Mycobacterium tuberculosis）
- 多剤耐性菌：VRE、MRSA、MRPA、CRKP、CRAB、CREなど
（いずれも韓国疾病管理庁が医療関連感染症の監視対象と定めた菌種）
また、最近韓国国内で散発的に報告されている多剤耐性真菌「カンジダ・オーリス（C. auris）」の感染防止対策としても注目されています。今年6月、疾病管理庁は医療機関向けに「カンジダ・オーリス感染管理ガイドライン」を発表し、環境消毒剤として第4級アンモニウム塩ではなく過酸化水素ティッシュの使用を推奨しました。このガイドラインに準拠する唯一の製品が「EDワイプスHP」です。
ドンアチャムメドは今回、新たに10菌種を追加して認可を取得し、従来の第4級アンモニウム系製品の限界を克服する新たな代替品として、医療現場への供給を強化する方針を明らかにしました。
